はじめまして。マークアップエンジニアの黒野と申します。
今回からMAGAZINEに参加することになりました。
よろしくお願いいたします。
みなさま、「#あたりまえポエム」をご存知でしょうか?
Twitterで大流行したハッシュタグで、なんとなく素敵なことを言っているように聞こえるけれど、実はあたりまえなことを言っているだけというポエムなのです。
http://matomame.jp/user/mixmio/b4cb06acc7d8d30ae1ae
この「あたりまえポエム」が、最近社内で大ブームとなっています。
面白いですよね「あたりまえポエム」。あたりまえなことを言うのがこんなに面白いなんて…。
このあたりまえブーム(?)に乗って、今回はあたりまえなことを書こうと思います。
いきなり何を言い出すのかね、と言われるかも知れませんが、
ビジネスでwebサイトを作る目的って
何もコンバージョンを増やすことではないと思います。
(※コンバージョン:webサイトにおける目標の達成のこと。例えば商品購入や会員登録など、webサイト運営者が訪問者にとってほしいと考える行動のこと。)
いや、何言ってんの、コンバージョン無かったらダメでしょ。
ただ作って存在してるだけのwebサイトなんて無意味でしょ。
と言われればもちろんそうなのですが、
だったら、
コンバージョンが取れれば、
問い合わせが増えれば、
集客ができれば、
商品販売数が増えれば、
いいのか!
と言ったらそうではないのではないかと思うのです。
何が言いたいのかと言いますと、
今、webというとビジネスとの結びつきが強いイメージがあって、
「web=ビジネスのツールの一つ」のような捉え方があるように思えるのです。
確かにwebはビジネスで活用できますし、そのお手伝いを私たちはさせて頂いているのですが、
でもwebは、「役に立つビジネスのすごいツール」ではなくて、
そうではなくて、
webというのは、それ自体は、人と人との「コミュニケーション」の一つだと思うのです。
そりゃ、あたりまえだよね。
ということなのでしょうが、
こういうことを時々言いたくなるのです。
こういうことを言いたくなるのは、例えば、
「webっていうのは結果が出せなきゃ意味がない。見た目ばっかりカッコよくてもダメだよ」
というような言葉を聞くときです。
webをビジネスで活用させる場合、webサイトが集客などの期待する効果を上げてくれなければ困る、というお気持ちはとてもわかります。
「見た目なんてどうでもいいから、とにかく結果が出せるホームページを作ってよ」と言いたくなる気持ちもわかります。
でも、そもそも「お客さんに来て欲しい」とか、「商品を買って欲しい」といったことを考えるのは、
「お客さんに来てもらって自分たちのサービスで喜んでもらいたい」とか
「お客さんに自分たちが販売する商品を実際に役に立ててもらいたい、満足してもらいたい」といった思いがあるからではないでしょうか?
どんなお客さんでも、サービスや商品を買ってくれたらありがたいことに変わりはないですが、
でも、本当に必要とする人にサービスや商品を届けられたらより良いと思いませんか?
「自分たちのサービスや商品を本当に必要としている人に見つけてもらう」ということが、ホームページを使って本当にやりたいことではないでしょうか?
「必要とする人に自分たちを見つけてもらう」ことが
ホームページを作る理由であるなら、
ホームページのデザインや中身も、やっぱり大事にしてもらいたいなと思います。
「自分たちのお客さんになる人はどんなデザインを好むだろうか?」
「どんなデザインだったら良い印象を持ってくれるだろうか?」
デザインを大事にするとは、何も見た目のことだけではありません。
「どんなwebサイトだったらお客さんは使いやすいだろうか?」
といった利便性のことも考える必要があります。
また、デザインと同様に大事なのがホームページの内容です。
「どんな言葉だったら伝わるだろうか?」
見た目で興味を持ってくださった方は、必ずそのホームページの内容も知ろうとします。
こういった、相手の人に合わせて見た目を整えるとか、配慮をするとか、言葉を考えるというのは、普通のコミュニケーションと変わらないと思います。
必要する人が見つけてくれるように、デザインにも内容にもこだわって良いホームページを作っていきましょう!
とここまで書いておいて、私はデザイナーでもライターでもないのですが…、
チームの一員としてお手伝いします!
何卒よろしくお願い申し上げます。