名古屋の建材メーカー様からのご依頼で室内ドアのパンフレット制作を通じたブランディングを支援させていただきました。
大枠の商品コンセプトは建材メーカー様で決定しており、そこにカプセルとして大枠のコンセプトにユーザー目線に立った見え方や、商品の世界観をお客様と一緒に打ち合わせを繰り返しながら、形にしていきました。
弊社には「お客様もメンバーも共想・共創・共走」という行動指針があり、プロジェクトに取組む際は、お客様と一緒に並走しブランディングに取組む姿勢があります。
制作に入る前にまずは、ご担当者様とディレクター・デザイナーの感じているもの、見ているイメージを合致させる為に多くのビジュアルイメージサンプルを用意し、ミーティングを重ねることで意識を1つにまとめました。
この作業はとても時間を要しますが、クリエイティブに入る前に非常に重要かつ有意義な作業なので、しっかりと時間を取ることで制作段階でのブレを少なくし、スムーズな制作を実現します。
今回ご紹介している「ACE DOOR(エースドア)」はミッドセンチュリーのデザインをコンセプトに開発された建材商品で、その想いや商品の特徴をハウスメーカー、建築士、設計士、工務店また、施主の皆様がこのパンフレットを一目みた瞬間に、このドアはミッドセンチュリーの世界観だと、すぐに判別が出来、印象に残るパンフレットデザインを目指しました。
また、建築業界の展示会にてパンフレット多く配布・使用することと、よりミッドセンチュリーの世界観を演出するためによく採用されるA4型のパンフレットにするのではなく、タブロイドサイズを採用。紙も通常新聞で使われる紙を使用し、紙の端のギザギザ感をあえて残す仕様で細部にこだわりを盛り込みました。
弊社では2006年の創業当時から名古屋の印刷会社様との良質なネットワークがあり、様々なこだわりを実現してくれる環境が整っています。最近ではインターネットでの印刷が金額面において、主流になりつつありますが、印刷するコンセプトでネット印刷と地元の印刷会社を使い分けるのが効果的です。
親身になって想いを具現化してくれるパートナーはブランディングではとても重要な存在です。
パンフレットはホームページとは違い、更新性や拡散性はありませんが、興味を持ってくれた見込み客にメーカー側の細部の想いやこだわりを視覚と触覚で伝えることができ、メーカー側の意図したブランディングが出来るツールです。
ブランディングを行う上で、「全体最適」という概念があり、それはホームページ・SNSマーケティング・WEB広告などのデジタルやパンフレット・DM・パンフレットが届く封筒などのアナログだけではなく、問い合わせの返信メール、電話対応、接客まで全てがブランディングで横串を通して運用されてこそ、人の心の中でブランドになっていきます。
1つ1つにこだわり、予算を削るところ、かけるところを戦略的に判断してブランディングをおこなうことで効果を高めることが出来るのです。
パンフレットの中ページをご紹介します。
全てのページにおいて商品が持つ「ミッドセンチュリー」の世界観を表現しています。
導入ページで商品コンセプトを説明し、商品の物語を伝えることが見る側の心に残り、共感しファンになることを狙っています。
商品だけを見せるのではなく、商品の背景やこの商品を選んでくれる人との共通の価値観を伝えます。
現在は多くの物が溢れ、ユーザーは物に興味が薄れています。そこで物を「事」にブランディングしていくことが重要になります。
この建材を使うことで「どんな暮しが出来るのか?」「暮しにどんな潤いがもたらせられるのか?」それらの人の想いを建材メーカー様と一緒に創り上げていければ必ずよい商品が出来ると確信しています。
建材メーカー様の商品ブランディングは商品のコンセプトがある場合はそこからハウスメーカー、建築士、設計士、工務店また、施主とのタッチポイントを考え(カスタマージャーニー)、相手の目線でどう受け取るかを検討しWEB・アナログの施策に落とし込んでいけばよいと思います。
私達はブランディングを通して、多くの人が豊かな暮らしを実現出来るよう世界にしたいと考えています。価値ある暮らしを提供する企業をこれからもブランディングで支援したいと考えています。
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